【偉業】ABC予想【解説】


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001 2012/09/20(木) 12:09:50 ID:ioCA9eyCiA
===予備知識===
;abc-triple
:正の整数 a,b,c について、a + b = c かつ a, b は互いに素である三つ組み (a, b, c)
;rad(n)
:正の整数 n の、素因数の積。
:Ex. rad(504) = rad(2^3 * 3^2 * 7) = 2 * 3 * 7 = 42
504の素因数は、2と3と7だからrad(504) = 2*3*7 =42

===abc予想===
任意の abc-triple は、c < {rad(abc)}^2 を満たす。

==== Oesterle', Masserによる一般化==>
abc-triple は(有限個の例外を除き一般に)、c < rad(abc)^κ を満たす(κ は1以上の実数)。

====abc予想からフェルマーの定理の証明
a=x^n, b=y^n, c=z^n が互いに素でa+b=cを満たしているなら
z^n=c <rad(x^n y^n z^n)^2 =rad(xyz)^2 < (xyz)^2 <z^6
よって n<6 である。
n=3,4,5のときは証明済みだからフェルマーの定理が成り立つ。

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008 2020/06/06(土) 21:56:19 ID:l7Cb4JRePg
詳しい事はわからんけど、「×は+を何回繰り返すかという事」という誰もが当然と思う前提条件(+と×には強い関係性があるということ)をいったん白紙にして、
+は+の宇宙、×は×の宇宙という独立した存在であると考え、再度つながりを持たす為に「際」という設定(それがつまり「宇宙際タイヒミューラー(IUT)理論」の肝)を作ったという事らしいね。

極論を言えば、「数学」という先人により高く積み上げられた積木の山をいったん根幹から蹴り崩し、パーツは再利用しながら別な山を作ったという大偉業。
自動車をバラして飛行機を作り上げたようなもので、数学者(自動車メーカー技術者)ほど、その発想は出てこないと驚愕されている。
おそらく、この発想の飛躍に刺激されて、自動車(数学的蓄積)をバラして船を作ったりロボットを作ったりする人が出てくるはず。
数学界のターニングポイントとして人類史に残るだろうと言われている様子。

本当にスレ画のセリフは真を突いている。
望月教授の偉業は恐らく時間が経つ毎に評価され、アインシュタインやレオナルド・ダ・ビンチと同レベルで語られる事になる。
ただ、この大偉業が我々庶民の実生活に有効に活用されるようになるまでは、数十年から数百年かかるかもしれない。
大袈裟じゃなく、マジで。

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009 2020/07/03(金) 07:20:38 ID:t99kYoLmuw
コロナの性で全然話題にならんな。
本当かどうかも分からんし、我々素人には特に。

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010 2022/06/04(土) 08:15:13 ID:SkxgnuGXnQ
>>8
>「数学」という先人により高く積み上げられた積木の山をいったん根幹から蹴り崩し、パーツは再利用しながら別な山を作ったという大偉業。
自動車をバラして飛行機を作り上げたようなもので、数学者(自動車メーカー技術者)ほど、その発想は出てこないと驚愕されている。

この比喩創った人はうまいね

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